ありがとう、東京 – パート2 [抜粋]
2022年12月20日に送られたCLUB MISSIVEより抜粋
アムネスティ・インターナショナル・ジャパンも、Alexをアクティブなメンバーとしてだけでなく、様々な問題へのスポークスパーソンとして歓迎した。ちょうど2000年という新しい時代が始まった時だった。このアムネスティ・インターナショナルを通して、Akimiという男の子と深い繋がりが生まれたんだ。彼は深く苦しい鬱病を患っていた。音楽が大好きな人だったから、その繋がりは数ヶ月であっという間に強いものになったんだ…ところが、急に連絡が途絶えた。その時はちょうどモントリオール郊外にある旧教会に引っ越した時で、YFEの新しいコンセプトアルバム『Vague Souvenir』に取り組み始めるところだった。また、Alexは日本へ行ってショートフィルム”Voyage à la Mer”を撮影しようと思っていた時だ。AlexはAkimiに何度が連絡をしたけれど、返信はなかった。Alexはとても心配して、彼がどこにいるかを周囲の人たちに聞いていた。そして東京へ発つ日の朝、彼のお母さんからメッセージを受け取ったんだ。Akimiが数週間前に自殺をしたと。