やぁ,

君が僕と同じくらい元気だと良いな。僕らは10週間以上続いた欧州でのツアーを終えて、帰ってきたばかりなんだ！こういう形でのコミュニケーションはしばらくぶりだね。毎晩The Long ShadowsとしてAlexと一緒にベースを弾いていただけでなく、ツアーの様々な側面を管理したり、更には、8週間で16000km以上、ということは1日約285kmほど、毎日運転していたからなんだ！でも、SFCCのInstagramにいくつか写真をシェアしてあるよ。ツアーのフォトグラファーであるStephanieに感謝だ。彼女が手伝ってくれたからね。じゃなきゃ、みんなと繋がるのは、だいぶ困難だったと思う。

Alexは既にヴァージニアの大自然の中にある自宅へと戻ったよ。そして、僕はモントリオール近くにある教会内のオフィスに戻ってきた…5月末からずっとツアーに出ていたから、一気に雰囲気が変わって変な感じ。今は8月17日（水）の9:45pm。映画『ノマドランド』のオリジナル・サウンドトラックを聴きながら、自分が今どんな時期を過ごし、人生のどんな場所にいるのかを見つけようとしてる。ツアーで人との繋がり、分かち合い、交流、会話、ハグ、笑顔、そして大声で笑ったり、泣いたり、これが終わらなければ良いのにと思いながら、シンプルだけれど、とってもパワフルなことに深く根付いた、感情豊かでインスピレーションに溢れる忘れられない瞬間をたくさん経験したんだ…！

Alexと僕は、サウンドチェックを観るために一般のお客さんよりも早くライブ会場に入るSFCCメンバーたちと会うチャンスがあるたびに、どれだけワクワクするか、そして純粋で子供っぽい恥ずかしさを感じるかについて、毎回ずっと話していたよ。だって、まだ完全にコンサートモードに入っていないユニークな時間に参加しているわけだからね…！僕らはすごく楽しんだ。新しい曲をトライできるくらいにね！そして、あまりにもめちゃくちゃになって、曲の途中で止めて、またもう一回初めからスタートしたり！こういう姿を見せることは今までなかったんだ。でも、この瞬間はとても親密で、お互いが一緒に作り上げてきた信頼の雰囲気やカルチャーがあったのさ…！16000回よりも、もっと多くみんなに感謝を伝えたい。今回のツアーを、あらゆるレベルで期待を遥かに超えたものにしてくれて、本当にありがとう。

毎晩、バンドメンバーを乗せてホテルへと戻る車の運転をしながら、ライブ後に物販テーブルの近くで交わしたみんなとの時間について、Alexの話を聞くのが楽しみだった。そして、Alexが教えてくれる皆との交流が僕らに翼を与えてくれたんだ。次に向かう街がどれだけ遠かろうと、どれだけ暑かろうと、どれだけ睡眠時間が短くても、ホテルの部屋がどれだけ小さくて、夜通し煩くても…僕らの頭にあったのは、再びみんなと会って、繋がって、一緒に物語を作っていくことだけだった！

Alexにとって、本当に大事なのは、それだけなんだ。この人と人との繋がり、交流、個人的な物事についての飾らない会話や、それぞれが生きる人生の季節についての会話、僕らを共に結び付けるものについて、毎晩、見ず知らずの他人はおらず、会場には、みんなで一つになった、僕らがいるだけなのさ！Not All Wonders Have Been Lost… （全ての奇跡が失われたわけじゃない）…それは本当だよ。だって、霧の多いグラスゴーから晴れ渡ったパリまで、雨に見舞われたOrange Blossom Specialから、魅力に溢れたFusion Festivalまで、そして、忘れられないアムステルダムでの夜遅いライブから、もちろん、僕らが初めて足を踏み入れたチェコ共和国まで、たくさんシェアしたい話がある。このツアーがどれだけ人生を変えるような経験だったか、本にできるくらいだ！僕らは完全に疲れ切っていたけれど、それでも、心は満たされていた…こういうサウンドチェックの時間が、もう既に恋しいよ！