The Pain That Bondsのレコーディング背景 – パート2
2023年6月13日に送られたCLUB MISSIVEより抜粋
Alexについて理解して欲しいのは、コンサートで生演奏するとき、レコーディングしたバージョンと全く同じように演奏することに価値を見出さないってこと。だから、ほとんどの曲に2つのバージョンが存在する。アルバム録音バージョンと、ライブコンサートバージョン。タンジェ、ヴァージニア、モントリオールのスタジオでアルバムがレコーディングされたように、誕生自体が難しかった曲を再び見直すのは更に難しいとも言える。しかも、父親を亡くしたことについてのアルバムを、バンド仲がそこまで良かったわけじゃない環境で、ライブとして準備をしないといけない時、既に曲を知っているから簡単にいくなんて思ったら、大間違いだ…!
Alexはいつだって”この曲をライブバージョンで別方向に演奏したいんだ”と言う。そして、それはだいぶ曖昧なんだ。”The Oh SeesとWilco、またはThe CureとSwansの間みたいな”!「The Pain That Bonds」も例外じゃなかった。そして、それを実行するのは本当に難しいチャレンジだったんだ。