❤️‍🩹 Alexに関する君の質問への答え(続編) [全文]

やぁ!

元気かい?今は土曜日の朝。ヴァージニアのハイランドは嵐が来そうな感じ。このメールを書きながら、僕のサウンドトラックは雨と雷が混ざったデリケートな音だ。僕のオフィスはAlexの自宅の3階にあって、太陽が昇る東側に面した窓からは裏庭が見える。まだ朝の10時だけど、もうオフィスの灯りをつけたよ!

僕は山の中で経験する荒れた天候が大好きなんだ!標高が高めの場所にいるからか分からないけど、または、もしかしたらシンプルにこの地域ならではなのかもしれないけど、雷の音がやたら大きいんだ。すごい近くに感じるのさ。雷の光が真っ昼間の空を文字通り切り分けているのを見ることができる。変かもしれないけど、その素晴らしい光景に僕は平和を見つけるんだ。レナード&マッカイは僕と同じ意見じゃないだろうね。2匹ともこういう天気が大嫌いだから。大きな音と光にびっくりするのもそうなんだけど、特に、1日に何度も外へ出て散歩ができないって知ってるから!だから今日は、ここにいるほとんどの人にとって悲しい日だ!

先週のMissiveを送ったあと、大きな反響があって嬉しかったよ。今週のを書き始める前に、もう1度読み返したくらいだった!複数の人たちは真実が知れて嬉しかったと言ってくれたよ。というのも、Alexの健康に関して僕がシェアしてきた”あまりにもポジティブすぎる”視点を信じてなくて、”ここで読むよりも実際はもっと悪いだろう”って思ってたらしいからね。これを読んで自然と笑顔になったよ…だって、君は正しいから!

君を心配させたくはなかったし、それに、オースティン、テキサスとモロッコ、タンジェの間の2日間、ここに戻ってきてAlexと話をするまで、今年の夏はヨーロッパのコンサートでまた皆に会えると思っていた…でも、残念ながらそれは起きない。みんなも書いてくれたように、これはより良い未来への決断であり、夏の暑い日差しの中、いつものように情熱溢れる演奏をしながら、ステージ上でいきなり倒れるAlexを誰も見たくないだろう?賢さ1点、クレイジーさ0点だ!

先週のMissiveのあと、他にもたくさんの質問を受け取ったんだ。だから、あまり長く待たせても嫌だなって思って、すぐに答えることにしたよ。僕のメールに返信してくれて、どうもありがとう。みんなの優しい言葉を読む時間が大好きだよ!

“ねぇ、Jeff! 質問があるんだけど”
セッション 2

Q1: ねぇ、Jeff – Alexのライブ演奏を観ずに、どうやって1年過ごしたら良い?

嬉しい質問だよ。特に質問してくれた人を知ってるからね。僕を笑わせようとしてるって分かってるよ。そして、ここ数年で分かち合ってきたコンサートが、お互いにとって大きな意味を持つからこそ、本当に寂しくなるなって思う。これを読んだとき吹き出すように笑っちゃってさ、Alexにも話したんだ。世界中の人たちと、こういうパーソナルなレベルで繋がれる僕らは本当に恵まれてるし、幸運だよねって話したんだ。

Alexは手術後の時期を、最大限に人生を生きる第二のチャンスだと呼んでいる。その決意は複雑なものでもあるんだ。全てを延期するという決断が(たとえそれが賢い選択だったとしても)、僕の予想したよりもずっと明らかにAlexの新しい心に深い傷を残したのを見たから。みんなと繋がることをどれだけ恋しがっているかについて打ち明けてくれたよ。ステージに立ったり、物販テーブルの近くで何時間もみんなと話したり、パリや東京でやったみたいなミート&グリートでみんなと会ったり、ポストカードやソーシャルメディアのメッセージなんかもね。

この繋がりは、僕らにとって何よりも大切なもので、たとえ実際に会えなくても、どうやったらより深い方法でみんなと繋がれるか、そのことに全てを集中し、心を駆り立てているんだ。そのチャンスはきっと来るよ!

Q2: ねぇ、Jeff – Alexは歌えないと言ったね。というか、そもそもAlexは(ちゃんと)話せるの?

2月と3月中、Alexはたまに数日間続けて、全然声が出ない時があった。予想したよりも倍の時間がかかった長い手術で、大きなチューブが口と喉に通っていたから、そのせいで数週間は全く声が出ない感じだったんだ。僕らも心配になって、3月半ばに医者の先生に電話したくらいさ。そうして少しして、ちょっとだけ”普通”になったんだ。僕らみんな嬉しかったんだけど、そのあとまた声が出なくなり、また戻ってきては、また出なくなりをしばらく繰り返していた。とても辛い時期だったよ。やっと回復の兆しが見えてきたと思ったら、翌日は前日よりも酷くなってるんだ。

ここ数週間、Alexの声はより安定してきて、ちゃんと喋れているよ。もちろん、それはAlexにとって、僕らにとっても、大きな安心なんだ。喉をあまり使いすぎないように注意しないといけないけどね。咳をしたり、くしゃみをするときには、まだ胸が痛むから。でも、喉を使いすぎてるって感じずに、素晴らしい会話ができるくらい長い時間、話すことができる。手術前の声のレベルに戻るまでは、まだ時間がかかりそうだけどね。


Q3: ねぇ、Jeff – 写真を見たときAlexが痩せたように見えたの。何か特別な食事法をしているの?

特別な食事法をしているわけではないよ!僕が痩せるためにKetoダイエットを始めた2019年の秋から、僕を励ましてサポートするために一緒になって、やってたけどね。3年間のこのダイエットで僕は23kgほど体重を落としたんだ。パン類や砂糖は一切食べちゃいけなかったから、悪いジャンクフードの習慣から離れさせてくれた。

Alexは痩せる必要なんてなかったんだ。ただ世界一素晴らしい親友として、僕を励ますためだけに一緒にやってくれた。特に僕はバンドのキャリア発展のために海外出張に行くことも多くて、食事はバランスの良いものではなかったし、ビールは簡単すぎるほど、いつでも手に入った…そうさ、ビールもここ3年ほど飲んでない…!(The Pineapple Thiefのオープニングとしてパリで演奏したあと1回だけ飲んだかな。というのも、The Long ShadowsのギタリストBenは、僕を説得するのが上手いんだ)

西側諸国の病院食ワースト1位を獲得するトロフィーがあったとしたら、ケベックの病院はトップ100を占めると思うな。公衆衛生サービスの闇の部分さ…!ここで政治に口出ししたくないけど、AlexがKetoダイエットを辞めてくれて嬉しかったんだ。だって、ピンク色の丸い何か、いわゆる肉にマヨネーズをつけたものを1日に3回食べるのは、病院を早く抜け出すためには、良い道じゃなかったからね!

Alexのことを心配してくれて、どうもありがとう。今でもたくさんの薬を飲んでいて、食欲不振がその副作用の一部なんだ。


Q4: ねぇ、Jeff – Alexは最近どんな本を読んで、どんな音楽を聴いてる?

薬の作用によって、体にまだエネルギーが戻ってきてないから、本は読んでいないんだ。今あるエネルギーの全てを本を書くことに当てているよ。たとえ数行でも、忠実に毎日、書き綴っている。Alexはこのプロジェクトをとても大切にしていて、僕はこれまで書き綴ってきた150ページを読んだけど、Alexが書いてきた文章の中で、ベストなものだって言える!

音楽に関して言えば、その日による感じかな。そして、1日がどう過ぎるかによっても変わってくる。Alexはいつだってノンストップで音楽を聴いてるんだ。朝目覚めて、自室を出たときから、家中にAlexのiPadから流れる音楽が響き渡っているよ。最近はよくSwansが聴こえてくるかな。Alexに関して言えば、これは精神的に良い傾向を示しているんだ!マイケル・ジラが怒りを込めて腹の底から叫んでいる声を聴くのが好きだよ。特にAlexのことだから、Swansを聴いてるってことは、彼がスタジオへの扉を開けるのも、そう遠くないということ。たとえ、ただ新しいリフを聴くだけとか、SefとBenの兄弟が作ったメロディーにハミングを乗せてみるだけだったとしてもね!

覚えておいて!Swans=Alexの魂には健康的ってことを!

Q5: ねぇ、Jeff – Alexにプレゼントを贈りたい場合はどこへ送ればいい?

それは、Alexが大好きなことだよ。彼は郵便受けに何かを受け取るのが大好きなんだ!それを見るのは正直言って、すごく興味深いよ。まるで、花火が上がって、マーチングバンドが最もカラフルで喜ばしいものをAlexの手の中に広げたみたいな感じになるから。というわけで、どうもありがとう。もしも、何か贈りたいと考えているなら、どんなに小さなものや、短い手紙でも、ここに送ってね:

Alex Henry Foster
P.O. Box 1022
Covington, Virginia
24426
USA


Alexの復活までの旅路を気にかけて、質問を送ってくれて、どうもありがとう。とても豊かで、感動的だよ!本当に大きな意味がある!

お互いを大切にしよう!

君のガイドであり友人,
Jeff